日本の和牛は海外でどのような位置づけなんだろう？

交換留学という形で娘の通う学校にやってきた留学生のリタちゃんを、皆で歓迎しようというパーティーが開かれた。保護者の参加は役員だけなので、子どもたちの邪魔にならないよう、会場の隅っこでパーティーを見守っていたが、立食パーティーの料理を取りに行く際、偶然リタちゃんとその取り巻きの在校生たちが側に来て、彼女たちの会話を聞くことができた。牛肉のソテーのお皿の前で、在校生たちがカタコトの英語交じりに何やら話すと、リタちゃんは「ワギュー、ダイスキ」と笑顔を見せていたので驚いた。日本の和牛は海外でどのような位置づけなんだろうかと、その後なんとなく考えてしまった。

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日本にもアメリカの牛肉やオーストラリア牛などが入ってきていて、私がいつも利用しているスーパーでも、安く買えるのでよく購入している。牛丼やカレーなど、薄切りのアメリカ牛やオーストラリア牛を使用すると、なかなか美味しくできるからだ。しかし外出先で牛肉を食べる機会がある時は、大抵は和牛だ。飲食店では輸入牛肉より和牛を使うのが一般的なのだろうか。値段はそれなりにするが、やはり和牛は一味違い、美味しい。和牛が使用されているということで、飲食店としてのありがたみも、より感じられるのかもしれない。

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これが、海外に行ったらどうなのだろうか。海外からすると和牛は輸入牛肉。自国のお肉より、格下の扱いになるのだろうか。いや、そんなはずはないだろう。キャビア、トリュフ、フォアグラといった三大珍味は、もちろん産地とされている国のものが１番美味しく、価格も高くなる。和牛は日本の牛なのだから、海外で食されるには、日本の価格以上に輸送に伴う費用などが課せられ、より高額になっているに違いない。

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和牛の美味しさが、海外の人たちにも受け入れられていればの話だが。